日記・随筆– category –
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動物たち
日記・随筆辺鄙な山奥で、猫二匹、馬一頭とともに暮らしている。こう言うと、穏やかでいい暮らしですねとでも言われそうだし、実際に野山の生活は退屈地獄とも言うべき凪の楽園だが、私が気に入っているのはそうした穏やかさだけではない。むしろ、己の野蛮さを発揮... -
人の営み、ガラスは眠る
日記・随筆最近、馬と暮らし始めた。馬と暮らしたいと思ってから一年半越しに叶った夢で、執筆をしながら馬を眺めたいという理由だけで家を建て、馬小屋と放牧地が見える場所に大きな窓をつくった。馬と暮らしたいと思った理由や、この生活にたどり着くまでのよしな... -
記憶の負債を引きずって
随筆もう二度と人を好きになってはいけないと思っていた。人を好きになる資格がない。なのに、また好きになってしまった。人を好きになる資格がないというのは、たとえば自分には価値がないという類の卑下ではなくて、他人の人生においてあまりにも暴れまわり... -
人を人だと思わない
随筆昨日、新しい家に入居してから毎食きちんと自炊している。きちんと自炊といっても、チルドの餃子を焼くだけ、味付きの肉と野菜を炒めるだけ、ご飯を炊くだけという、いわゆる内食をしているだけなのだが、学生時代から十年近く一人暮らしを続けても台所に... -
33歳の抱負
日記33歳になりました。この1年はバイクと狩猟と無線の免許を取り、馬のペリートと猫のちいときいを迎え、みいちゃんを看取り、家を建てて、それらのためによく働かせていただいてと、さまざまな出来事のおかげで強くなり、自分を信頼できるようになりました。... -
愛を知りたくて
随筆狩猟者になった。愛を知りたかったからだ。遡ること4年ほど前、当時好きだった人の言葉が今も粘膜に焼き付いて離れない。首に手をかけられた状態で、殺していいかと確認された。 いいよと言えば、本当にやってしまうような人だったし、たまたま風が吹いた...
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